演劇講師に行って来ました
2017-06-16
西葛西にあります。東京フィルムセンター映画俳優専門学校に
代行ではありますが、演技の授業に講師として行って参りました。
役者が講師になるのは、いろいろと批判する人もいますが、(特に無名だし)
そういうこと以上に伝えておきたい事が出来たので、
出来れば共有してみたいというのが、本音です。
それが、若い人達にとって有効なのか害なのかは分かりませんが、
強制しているわけではないので、自由選択のなかで腑に落ちてくれれば嬉しいです。
演技というと、そのほとんどが精神的な活動と思われていると思います。
その中で、存在感を出せと言われて、試行錯誤するわけです。
この試行錯誤ですが、頭でシミュレーションすればするほど、下手といわれます。
つまり、乱暴な事を言ってしまえば、存在感とは、無い物を信じられるか?
その一言に尽きるのではと思うのです。
それには、精神集中はまったくもって不適切であり、身体集中が必要になるわけです。
え?身体は有る物では?と思いますよね。
しかし、精神があるものを扱い、身体が無い物を扱うとしたら?
あり得る話だと思いませんか?
そうした考えに基づいて、所作をもう一度紐解いて行くことによって
無い物に付加価値をつけて、そして、存在感ある役をこなせるようになるのでは?
これは、まだあくまでも仮設ですが、かなり手応えも感じているし
そもそも演技がだんだん楽しくなってきます。(僕の場合)
そんな実験の場を探しているのですが
演技ラボもよろしくお願いいたします。笑
本当にありがとうございました。
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