フランス映画祭2009

2009-03-18

Seydoux

 六本木で、行われていた映画祭に行ってきました。今年は、3本の映画を見ましたが、上映後の監督さんのお話はどれも楽しく、とても興味深い物でした。

 写真の女性は、レア・セドゥ(Lea SEYDOUX)さん、クリストフ・オノレ監督(Christophe HONORE)の美しい人(La Belle Personne)に出演しています。残念ながら、この映画の配給予定は、無いみたいです。
 この監督さん、僕は結構好きですね。前作のママンは、とっても衝撃的でしたが、今回は、なかなか叙情的なできあがりでした。監督さん曰く、前回は「夏」で、今回は「冬」という隠れたテーマがありますと言ってました。
 質問の中で、面白い答えがあったので、紹介します。
 Q:監督にとって、俳優選びとは?
 俳優は、映画にとって、フィルムの感度のようなもの。撮りたいイメージにどれだけ、近い色を出してくれるか、雰囲気を作ってくれるか、という事だと思う。今回は、ナチュラルな現代風ではなく、ロマネスク調を意識しました。

 そして、前作の映画の為に来日した、イザベル・ユペールさんが、はやりインタビューの中で、私は、映画に出演するとき、監督が無名だとか、若いだとか、実績がないなんてことを気にした事がありません。要は、監督の感性と私の感性が、合うかどうかだと思っています。と言っていた事を、思い出しました。この監督さん、ちょっと将来が楽しみであります。

 

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