ミヤコ蝶々先生と舞台
もちろん、僕は先生の事を語るほどは何も知らないんです。ただ、先生にとっては、人生のほんの一瞬だったとしても、僕にとっては、かけがえのない貴重な時間でした。 子供の頃、テレビで、よく吉本新喜劇や松竹新喜劇を見ていました。
そんな、関西の舞台に立てて本当に嬉しかったです。
しかし、ごっつー、いじめられるんやろな~。と思ってましたが。
案外ちょろいもんで、すぐ仲良くなりました~。
そしたら、楽屋の面白い事、面白い事、
関西の役者さんてなんでみんなお笑いの人みたいなの??
蝶々先生のお弟子さんは、どうしてみんな可愛いの?(関係ないか)
お笑いの独特の間も勉強になりました。言い回しも、面白いし。
なんといっても、お客さんの笑いが終わるのを待つ間、最高ですね。
そして、追い打ちをかけて、また面白い事を言って、大爆笑!
自分が笑わせているわけでは、ありませんが、
舞台立ってて、こんな楽しい事ってありませんね。
東京の舞台にいたら、考えられない事(ありえん事)も、色々あるし~。
ほんと、勉強になりました。先生は、本番中にも駄目だししてくれるし。
そうそう、僕は結局、ここだけの話、関西弁を使わずに標準語で、
台詞を言ってました。みんなちゃんとした関西弁使ってるから、絶対ばれないから
ということでした。変な関西弁使われると、
かえって耳障りで、ばれてしまうんですね。納得
僕にとって、とっても印象に残っている会話
先生「一年のうちどれくらい舞台をしとんねん?」
師匠「八ヶ月ぐらいですか・・」
先生「そりゃ、働き過ぎやな、芸がすたれるで、」
師匠「いやあ、しかし働かないと食べていけませんよ」
先生「だらか、芸がすたれるゆうてんねん。」
師匠「はあ、」
なんや、わけわからんが、奥の深い話に聞こえました。
そして、一番印象に残っている舞台の場面は、先生のとプロンプターの言い争い。
先生「・・・間・・・」
プロ「◎△◎△」
先生「だまっとれ、わかっとるわ」
プロ「わかっとるなら、さっさと言え!」
これを大きな声で、やりあうから、またお客さんが大笑いでした。爆