パリに行ってきました
パリに行ったら、アランコルノー監督さんが、家に招いてくれました。新しい映画の編集中で、とても忙しい中、時間をさいて頂き、会う事が出来ました。ほんとに、すばらしく人思いで、いい人です。奥さんも忙しい人なのに、同じく時間を合わせて、会って頂きました。僕は、初めてお会いすることができ、とっても光栄でした。そして、メッセージをいっぱい頂きました。その一つを紹介します。「役者に仕事が無くて厳しいのは、フランスも日本も同じ、でも、役の為に、日々精進する事は、素晴らしく幸せな事じゃないの?今が一番良いときなのよ!だから、あなたは、役者をやっているんでしょ!」うーん、重い言葉ですよね。年を重ねたからこそ言える言葉だと思います。そして、僕はその言葉の意味をしっかりとかみしめて、心に刻まなきゃと思いました。
↑アラン監督さんの家の中は、東洋風なインテリアで、まとまってました。左から、Nadine Trintignant . Alain Corneau . Kaori Tsuji . Yasunari Kondo(おれだ!)僕以外は、フランスを代表する人たちですね。
監督の家に入ったとき、なんか、言葉に出来ないような感動がありました。僕なりの、たとえば、人生の目標地点みたいな、ひとつの理想郷みたいな、・・。ただ、へーって、口をあんぐり開けて、見渡していたような気がします。そして、ここで、心を洗われるような理想論を戦わせる事が出来る。すばらしい、空間ですね。とっても、創造力を駆り立てられる、そんな、雰囲気に満ちてました。フランス人にとって、理想論は、日本人のようなたてまえではなく、実現に向けて努力している事なんだと思いました。ここで、お知らせです。Nadineさんの娘、Marie Trintignantマリー・トランティニャンさんが主演している映画が、この夏日本でも、公開されます。「歌え!ジャニス・ジョップリンのように」、是非見て下さい。良い映画だと思います。紹介したメッセージの意味も伝わるような気がします。僕は、まだまだ、足元にも及びませんが、頑張っていけるだけの勇気は、頂いてきました!ありがとうございました!と、いいつつ、何か良い仕事無いかなー。
監督の家です。中庭から、撮影しました。17世紀頃の貴族の家だったそうです。すばらしく、綺麗でした!↑見て下さい、天井が高い!中庭もお見せしたいぐらい、綺麗でした。マレ地区のど真ん中なのに、時間が止まってしまった空間のようでした。