9月, 2017年

原田眞人監督とのお仕事

2017-09-15

かなり前の話なのですが、最近、映画「関ヶ原」の監督さんとして話題としては、勝手に旬かと思って、時効成立していると思うので書いちゃいます。

僕は、当時、オ○カープロモーションにいましたが、次の日の仕事ですと事務所から、こんなことを言われました。
マネージャー:「インターネットに関するスチールのお仕事が入ってます。○○スタジオです。ヘアメイク、スタイリストがつきます。」
まあ、スチールの割にはスタイリストまで付くのは、ちゃんとした仕事なのかな?よくいくスタジオだし、何の疑いもなく詳細は聞きませんでした。
そして、現場へ、そこで最初の違和感を感じる。スチールって言ってたよな、やけに機材が多いけど、そんな大がかりなスチール撮影なのかな??まあ、いいやとスタジオ入り、早速メイクルームへ、
「おはようございます」
メイクさん:「おはようございます、よろしくお願いいたします。」
「詳細聞いてないんだけど、何の撮影なんですか?」
メイクさん:「さすが、本物は違いますね。そこに香盤表がありますよ」
「本物ってなによ。笑。香盤表があるの?へー?」
「えっ、監督って書いてあるよ、監督までいるの?すごいね」
「誰?原田眞人監督・・・・・え?ちょっと、まって、原田監督って、あの原田監督?」
メイクさん:「そうですよ」
「あの、有名な」
メイクさん:「はい」
「ちょっと、まってよ、じゃあ今日、スチールの仕事じゃないですよね。」
メイクさん:「はい、Vですよ」
「まじか、何を撮るの?」
メイクさん:「近藤さんとインターネットに関する対談です」
「・・・・・・、誰と」
メイクさん:「監督さんと」
シーーン

この時、僕はマネージャーの顔が浮かんで、あの野郎~、一言いえよ!
もうっ、こうやって、チャンス逃すんだよ、急に気の利いたこと言える訳ねえだろ!やべ~
知ってたら、昨日、原田監督作品、全部見たのに!

そして、撮影。原田監督目の前!
「アークショーン!」目の前で近いのに、声でかい!
うわぁ~~~~これか。ハリウッド仕込みのアクション初めて聞いたーーーーー!
来たーーーーー!
「それでは、近藤さん、近藤さんは普段どのようにインターネットをお使いですか?」
無茶、普通のしゃべり方じゃん。さっきのアクションとの落差に、笑いそうになる。汗

という冷や汗ものの撮影となりました。
監督!映画に使ってください!と言おうかと思ったけど
バイシンのCMで市川準監督と会った時は、みごとに玉砕したからな~~。
あんときは「つぐみ」しかみてなかったしな~と、
つい弱気になり言い出せず。
まあ、そう言って使ってもらえたことは、まだありませんしね、
みなさんは、どうなんですか?その辺のところ聞いてみたい。笑

息子さんとは、やや仲良くなりましたが、でももう、今は連絡もありませんけどね。

こうして、事務所の無茶振りと
チャンスを逃した事件でした。ちゃんちゃん。

メイクさん:「やっぱり、近藤さんすごいですね」

とメイクさんだけ、なぜか評価高がかった。笑

どうも、無茶振りは、近藤さんへという事務所の方針が見えた。

事務所で一番かっこ悪い人お願いしますと言われたときも
僕だった、
マネージャー:「そんなこと言われて、怒らないのは近藤さんしかいないと思いました。へへ」

 

 

 

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