悲しき子供
日本大学芸術学部映画学科*平成23年度卒業制作:堀越組
監督:堀越勇輝 撮影:根本 恒 録音:千葉修平・中村 恵
監督助手:白鳥勇輝・遠藤沙紀・芦川美穂・他
撮影助手:海部光一・他
照明:目黒裕太郎・他
出演:荒木貴裕・大畠奈菜子・桜庭幸子・他 (以上敬称略)
*第4回下北沢映画祭・グランプリ受賞*
←堀越監督です。こんな帽子をいつもかぶってました。画面づくりには妥協がなさそうです。
内容は、かなりハードなお話で、特に主演女優の大畠さんは、大変だったと思います。ご苦労様でした。で僕の役はというと、ボロボロのエロおやじです。笑。
話の最後の方で、8分越えのプランシークエンスがありまして、何度か稽古場から、リハはしたのですが、なにぶんNGがほぼダメなのと、やってみないと分からない事も多くどうなることかと思いました。
まあ、無事に撮影は終えたのですが・・実は、かなりやばい事が僕には起きてまして、
一瞬あきらめたのですが、あきらめて冷静になったらアイディアが思いつきまして、結果的には、なんとかなりました。(詳細は内緒)その間5秒ぐらい?
みんな焦ったでしょう??そんな状況は、舞台みたいで、楽しかったです。
でも、一番しんどかったのは、実はカメラマンの根本さんだったりしてね。
→お姉様方に絶大なる人気!?2年生の荒木君。素直な九州男児です。
みんな、マイペースな人たちの感じでした~。
↓大畠奈菜子さんとカメラマンの根本恒さん。根本さんは、昨年も一緒でしたね。昨年も一緒といえば、下の写真で、わざとらしく映り込んでいる矢印の人は、田原監督です。来月お世話になります。
僕のシーンは、すべて立川で撮りました。夏なのに寒いぐらいで、ロケは楽でした。立川の街には色々なオブジェが点在してます。下の真っ赤な植木鉢?も、その一つです。お祭りもしてまして、はじめて立川の祭りを見ました。
今回、このタイミングで、このメンバーで、この課題(作品)に携われたことは、たいへん有意義であり、楽しくもあり、勉強にもなり、良い体験になりました。
相手役の女優さん、大畠さんは、たいへん感性が豊かで、雰囲気があり、美しいです。僕とは、演技スタイルも違います。あげく、かなり心的で、しかも内容的に密着度の高い内容でしたので、色々とご迷惑をおかけしたかもしれません。あやまっとけ~。笑。ごめんね。
で、こういった場合(どういった場合だよ)のインターフェイスをどのように作るべきかが、今回の僕の旬なテーマでして、(本番で試すなよと言われそうですが)せっかくなので、なにかしら裏課題みたいな物を設定して取り組ませて頂いてます。・・・で、合気道の言葉を借りるなら「主体」と「対象」の二項対立をどう離れるか、ということですね。!!
言葉はかっこいいな~。そんな、出来るわけがないでしょう!でも、それは達成されなくても、新しい発見も色々出来まして、すごく良かったです。こういった成果は、もちろん、共演者、そしてスタッフの方々が真剣に取り組んでくれたおかげです。みんなが一生懸命、作品に情熱をかけるから次につながるんだな~とあらためて実感した次第です。貴重な体験を、ほんとうにありがとうございました。こころから、感謝します。みなさん、たくましい学生さんですよ。