Tauveron films の The blood にちょいと出演して

2011-11-30

blood

 フランスの自主製作映画に出演しました。この写真は、その時の一コマで、監督さんから頂きました
 大塚駅の近くの公園なのですが、日本とは思えいないような綺麗な絵ですね。
 照明も使わず、自然光だけです。光のタイミングを見事に捕らえて撮影してるようです。
 最近、インデペンデントの映画に参加することがしばしばあるのですが
 ここで、フランスと日本の温度差を感じる事がありました。
 少ない出演で、ステレオタイプに語るのは、とても危険ですが・・・
 また、僕という人間が、フランスでの評価と、日本での評価が違うからなのか
 定かではありませんが、ふと思ったことです。
 日本の場合、出演の終了は、人間関係の終了でもあるような寂しさを感じる
 フランスの場合は、撮影が新しい人間関係の始まりのような気になれる
 こんな事は、僕だけが感じたことだと思います。ただ漠然とそう思いました。
 しかし、この希薄な人間関係は、どうにかならないモノかな?
 自分にとって、メリットのない人とは、友達でいられない的な・・空虚感
 距離感の喪失
 ツイッターとかで、つぶやきあうだけが、友達であることの確認であったり
 同じ趣味を持つことだけが、一体感であったり
 SEXと愛だけが、最高の人間関係だという幻想だったり
 差別意識だけが、いろいろと発達してしまって、勝ち組負け組、男女、金持ち貧乏
 老若、有名無名、とかとかとかとか、も~同じ人間でしょうが
 何か忘れてるのかも、大事なことを、僕たちは・・
 同じ釜の飯を食うという言葉がありますが、
 それだけ仲が良くなった間柄のとこですよね
 スポーツ選手が合宿したりするのは、まさにこういう状態にしたいからでしょう
 ふと、思うのです。映画の撮影をして
 同じ釜の飯を食った間柄だよね的な関係になれないのなら
 それは、僕も含めてきっと何か問題がありますよね。
 撮る側と、撮られる側なんて区別してないでさ、とにかく同じ体験の共有すること
 それだけを目指しても良いと言っても過言では、ないかもしれない
 貧乏な僕たちが、輝いていられる瞬間を共有して、みんなから羨ましがられるほど
 楽しくてしょうがないみたな、体験と友達を作らないとだめじゃないのかな
 作品の内容なんて、ものはもはやどうでも良いのですよ。
 そう、あるべきでしょう。いや、そうなったらいいな~
 じゃないといつまでも、誰かに利用されるだけの集団になってしまうよ。
 あ~あ、ちょっと言い過ぎですかね・・

 

 


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